俺の電子工作室
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はじめに
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はじめに
(1) PSoCとは
 PSoCというのはCypress Semiconductor社が開発したワンチップマイコンの総称です。PSoC1からPSoC5までシリーズが揃っていますが、写真の評価ボードにはPSoC4が搭載されています。
 チップ上にはCPUの他に様々なデジタル回路やアナログ回路が準備されていて必要に応じて組み合わせ、繋ぎ合わせることで目的の機能を実現できるのです。
 評価用ボードというのはボード上にチップとそれを動かすのに必要な外付け回路を組み込んだものです。シリーズ毎に様々な評価用ボードが用意されていますが、結構高価なものになります。
 今回取り上げたものは必要最小限の外付け回路だけで構成されていて価格もCypress社から $4 で提供されています。工作した作品の中に組み込んでしまうのにもそれほど抵抗なくできる金額だと思います。
 ワンチップマイコンと PSoC についてもう少し詳しく触れています。

(2) 評価用ボードを用意します
 評価用ボードの型式は「CY8CKIT-049-42xx」です。現在国内のディーラーさんでは残念なことに扱っているところが見つかっていません。
 Cypress社さんから直接購入する事が出来ますが送料が$15かかります。国内のディーラーさんが早く扱う様になってほしいものです。
 入手先はこちらです。下の URL をクリック
   http://www.cypress.com/?rid=92146
 この画面は英文なので入力例を別ページに書いてみました。
 最近、秋月電子さんで扱う様になりました。こちらをクリック

(3) 開発環境を用意します
 評価用ボードを動かすためにはPSoCをプログラムする必要があります。ここでいうプログラムとはCPUに対するプログラムの他に、内部に準備された様々な回路をどの様に配置し、つなぎ合わせて回路を構成するかを指定する事も含みます。
 プログラムを作成してPCoCに書き込むために必要となる開発環境はWindows パソコンとPSoC Creator というソフトだけです。(MACやLINAXの開発環境も用意されているようですが詳しいことは分かりません)
 PSoC Creator は Cypress 社のホームページから無料でダウンロードできます。
ダウンロードとインストールの手順を説明します。

(4) 最少の環境で動かしてみましょう
 最少の環境というのは (2) で用意した評価ボードと (3) で用意したPSoC Creator がインストールされたパソコンだけです。
 評価ボードには最初からサンプルプロジェクトが書き込まれています。先ずはそのまま動かしてみて、少し変更を加えて動かしてみます。PSoC Creator が初めての人はチョット手こずるかも知れませんが出来るだけ詳しく説明します。慣れるまでの辛抱です。
 百聞は一見に如かず! ワンチップマイコンが初めての人でも何となく雰囲気が分かると思います。
 

(5) 新しいプロジェクトを作ってみましょう
 サンプルプロジェクトが無事動いた所で、いよいよ新しいオリジナルのプロジェクトを作ってみます。
 評価ボード上のスイッチとLED を使った簡単なプロジェクトですがPSoCの特徴と動作原理がもう少し詳しく分かる様に説明してみます。

   
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